- UMIDIGI A3とA3 Proの違いは、RAM/ROMの容量とディスプレイのサイズだけ。
- RAM/ROM:A3が2GB / 16GBのみ
- A3 Proは3GB / (16GBか32GBで選択可能)
- ディスプレイ: A3は上下に大きなベゼルのある5.5インチ
A3 Proはノッチがあり、より大きく画面比率の高い5.7インチ
A3は8千台で購入できるハイコストパフォーマンスが売りです。
上位モデルのA3 Proでも1万円を切る価格で購入することができます。
両モデルともに、日本で使用する上で欠かせない技適認証済みという点がポイント高いです。
もくじ
UMIDIGI A3とA3 Proのカメラを比較
A3 | A3 Pro | |
メインカメラ | 12MP + 5MP | 12MP + 5MP |
セルフィーカメラ | 8MP | 8MP |
UMIDIGI A3には二つのメインカメラと一つのセルフィーカメラを搭載しています。
メインカメラには12MPのSony製センサー、もしくは12MPのOmniVisionセンサーが装備されています。
写真撮影時の最大の解像度は4,602 x 2,592ピクセルで、動画は30fpsで720pのものを撮影することができます。
セルフィーカメラの8MP OV8856センサーは他社の多くのスマートフォンでも使用されているものです。
UMIDIGIはA3の発売に合わせて、独自のシンプルなカメラアプリを開発しています。
このアプリは5つの撮影モードから好みの1つを選ぶだけ、というものです。
フロントカメラでもこのカメラアプリを利用することができます。
また、どちらのカメラもHDRをサポートしています。
UMIDIGI A3とA3 Proのスペックを比較
A3 | A3 Pro | |
チップセット | MediaTek MT6739 | MediaTek MT6739 |
GPU | PowerVR GE8100 | PowerVR GE8100 |
RAM | 2GB | 3GB |
内部ストレージ | 16GB | 16GB / 32GB |
外部ストレージ | microSDカード対応 | microSDカード対応 |
バッテリー容量 | 3,300mAh(5W急速充電) | 3,300mAh(5W急速充電) |
UMIDIGI A3とA3 Proは、MediaTek MT6739チップセットを搭載した最初のスマートフォンです。
このチップセットは2017年9月に発表されました。
18:9のディスプレイ、デュアルカメラ、最新の4G LTE機能およびデュアルVoLTEやデュアルSIMなどの重要な機能をサポートする必要があるエントリークラスのスマートフォン向けに作られています。
グラフィックは、570MHzのPowerVR GE8100 / IMG 8XE 1PPC GPUが処理を担当します。
UMIDIGI A3とA3 Proでは、このチップセットと2GBまたは3GBのLPDDRシングルチャネルRAM、そして16GBまたは32GBの内部ストレージが組み合わされています。
内部ストレージのうち5GBはOSなどによって占められており、ユーザーは残りのスペースを自由に使うことができます。
UMIDIGI A3とA3 Proのディスプレイを比較
A3 | A3 Pro | |
サイズ | 5.5インチ | 5.7インチ |
解像度 | 1,440x720 | 1,512x720 |
ディスプレイ比率 | 75% | 79% |
UMIDIGI A3のディスプレイは5.5インチ、1,440 x 720の解像度です。
上下には大きめのベゼルがありますが、下の方はA3 Proと同じです。
一方のUMIDIGI A3 Proのディスプレイは、iPhone XSなどと同じような大きめのノッチが特徴のフルディスプレイです。
ノッチの左右にも表示領域があり、通知・バッテリーアイコンや時計が表示されます。
アプリによってはこの部分も使用することができます。
どちらもディスプレイの端にいくに従ってガラスはカーブを描き、手になじみやすい形状をしています。
UMIDIGI A3とA3 Proのデザインを比較
A3 | A3 Pro | |
サイズ | 70.2 mm x 147.19 mm x 8.5 mm | 70.2 mm x 147.19 mm x 8.5 mm |
重さ | 186g | 187g |
カラーバリエーション | グレー, ゴールド | グレー, ゴールド |
UMIDIGI A3とA3 Proの外装は、ガラスのような質感のポリーカーボネート製です。
磨き上げられた金属フレームとiPhoneに非常によく似たデザインのおかげであまり悪い印象は受けません。
むしろ1万円以下の価格でよくここまでできたなという良い印象です。
それでもどこかではコストカットが必要で、充電端子はUSB Type-CではなくmicroUSBです。ワイヤレス充電には対応していません。
UMIDIGI A3とA3 Proのベンチマークを比較
A3 | A3 Pro | |
AnTuTuスコア(総合) | 33,189 | 46,205 |
Geekbenchスコア(シングルコア) | 650 | 670 |
Geekbenchスコア(マルチコア) | 1,730 | 1,820 |
UMIDIGI A3とA3 Proの頭脳はMediaTek MT6739チップセットです。
そしてこれは低価格エントリー向けスマートフォン用のクアッドコアCPUです。フラッグシップの性能は期待できません。
しかし、通常の使用においては非力感を感じさせることはありません。
複数のアプリを開いていると少しパワーダウンを感じますが、SNSやメール、ブラウザ程度であれば問題は全くないでしょう。
また、ゲーム性能においては2Dのゲームであればこちらも特に問題なし。スムーズに動き、ストレスなく遊ぶことができました。
しかしPUBGなどの要求の厳しいゲームにおいては同じことは言えません。
もしもっと力が必要だと感じた場合は、ハイパワーなHelio P23チップセットを搭載しているUMIDIGI One Proを試してみてください。
UMIDIGI A3とA3 Proの比較まとめ
UMIDIGI A3とA3 Proの比較をしてみて、これらがエントリー向けスマートフォンに必要なものを全て備えていると感じました。
比較的鮮明なHDディスプレイとiPhoneのような美しいデザイン、堅実なパフォーマンス、Sony製カメラの画質。
同じ価格帯でこれらよりも速く動作するスマートフォンはありますが、デザインやカメラなどトータルで考えると、A3およびA3 Proの選択は悪くありません。
これらの価格差はわずか1,000円程度なので、ノッチデザインが嫌いというわけでないのであればA3 Proをお勧めします。