もくじ
UMIDIGI S2 Liteの特徴を3行でまとめると
- 小ぶりなボディながら、5,100mAhの巨大なバッテリーを搭載
- ディスプレイはやや暗め、ゲームは考えない方が良い
- 価格は良心的な25,000円。カメラは意外に良い
UMIDIGI S2 Liteのデザイン
- カラーバリエーション:ブラック、レッド
- 重さ:186g
- サイズ:158.1mm x 74.6mm x 8.8mm
UMIDIGI S2 Liteの公式写真をよく見てみましょう。ディスプレイの左右には極細のベゼルが確認できます。
しかしこれは誤解を生みそう。実際のところ大抵のスマートフォンよりは細いですが、写真のベゼルよりはかなり太いです。
UMIDIGI S2 Liteのカラーバリエーションはブラックとレッドの2色。今回レビューするのはレッドです。
全体的な印象は概ね良好。比較的小さめなボディの上、4辺はそれぞれ丸みを帯びているので手になじみやすいです。
サイズは冒頭の通り、158.1mm x 74.6mm x 8.8mmと他の大体のスマホより小ぶりです。
背面はつや消しで落ち着いた色味。その上部には2つのカメラにフラッシュ、指紋センサーが並んでいます。
前面のディスプレイの上下には大きめのベゼルがあり、上部にはスピーカーとセルフィーカメラが収まっています。
UMIDIGI S2 Liteのディスプレイ
- ディスプレイ:5.99インチIPS液晶(1,440x720)
- アスペクト比:18:9
UMIDIGI S2 Liteのディスプレイは5.99インチのIPS液晶で、解像度はやや低めの1.440x720ピクセルです。
ディスプレイには画面保護用のCorning Gorilla Glassシステムを備えた、約269PPI曲面ガラスが付属しています。
ディスプレイは少し暗めで、白を表示してもやや灰色がかって見えます。
それ単体では特に悪くは思いませんでしたが、高価な有機ELと比べてしまうとやはり見劣りしてしまいます。
UMIDIGI S2 Liteのカメラ
- メインカメラ:16MP + 5MP(デュアル)
- セルフィーカメラ:5MP
UMIDIGI S2 Liteのカメラの品質には良い意味で驚かされました。
撮影は常にオートで行いましたが、どんなものを撮っても平均以上のものを映し出すことができます。
より高価なモデルと比べると、カメラアプリの起動や画像の保存に時間がかかる点が気になりますが、平均的なユーザーにとっては良いカメラでしょう。
カメラアプリ自体はかなり基本的なもので、細かい設定ができるマニュアルモードはありませんが、パノラマや美肌、背景のぼかしなど4つの撮影モードが用意されています。
UMIDIGI S2 Liteのスペックとハードウェア構成
- チップセット:MTK6750T
- GPU:Mali-T860 MP2
- RAM:4GB
- 内部ストレージ:32GB
- OS:Android 7(Oreo)
- バッテリー:5,100 mAh
- その他:3.5mmイヤフォンジャック無し
S2 Liteは、ミッドレンジ用の古いチップセットを使用しています。
これはSnapdragon 430のようなエントリーモデル用のチップセットと同等のパフォーマンスです。
バックグラウンドで動作するアプリが少ない状態であれば、S2 Liteはかなりスムーズに動作しますが、これはスマートフォンをあまり使わないユーザー向けだと言えそうです。
GPUはかなり軽快に動作します。それはディスプレイの解像度が低めだからというのもあるでしょう。
5,100mAhの巨大なバッテリーを持っているため、2日間は充電なしで使えるでしょう。
UMIDIGI S2 Liteのレビューまとめ
UMIDIGI S2 Liteの一番の失敗は、公式サイトの宣伝が大げさであることです。
ベゼルは写真で見たほど細くないし、ボディは思ったよりも分厚いです。
S2 Liteはそれ以外の点では優れたスマートフォンであるため、これらの誤解を招く表示は逆効果です。
ディスプレイは標準的ですがカメラは意外によく、巨大なバッテリーからは安心感を得られます。
ゲームや動画の編集をすることがなければ、多くのユーザーにとって十分です。