もくじ
UMIDIGI F1の特徴を3行で。
Umidigi(ユミディジ) F1のメモリは少なめだが、3Dゲームにも十分耐えられる性能で予想価格2万台半ば。
ボディサイズに対する画面比率が驚きの92.7%。記憶容量も余裕の128GB。
超大容量バッテリーなのでスタミナ充分か。
はじめに
最近、OppoやOnePlusをはじめとした、ウォータードロップ型のノッチを採用する端末が増えてきました。
そして、今日レビューするUmidigi F1は、同じようなノッチを採用した端末です。
今回のテストでは、Umidi F1のあらゆる面をチェックし、その長所と短所や特徴について書こうと思います。
Umidigi F1のデザインについて
- サイズ:156.9 x 74.3 x 8.8 mm
- 重さ:186g
- カラーバリエーション:レッド、ブラック、ゴールド
- 同梱物:本体、サンクスカード、スマホケース、SIM針、説明書、USBType-Cケーブル
Umidigi F1の質感はとても2万円とは決して思えないものです。OnePlusなどのプレミアムモデルと遜色ない仕上がりです。
大きめのボディ、非常に狭いベゼルと、ウォータードロップ型のノッチはOnePlus 6TやHuawei Mate20と似ています。
ただし、下部のベゼルだけは約7mmと厚くなっています。
背面はプレミアムモデルによく見られる金属+ガラス素材ではなく、つや消しのプラスチックでできています。
それは安っぽいという意味ではなく、非常に心地よい素材でできています。
そしてその中央には指紋センサーを配置しました。ロック解除の速度はかなり早く好感が持てます。
Umidigi F1の価格について
- 価格:24,199円
Umidigi F1のディスプレイについて
- サイズ:6.3インチ IPS液晶
- 解像度:フルHD(2,340x1,080)、409ppi
- ガラス:Corning Gorilla Glass 5
Umidigi F1のディスプレイはとても明るく、屋外での視認性も高く問題ありません。 最大輝度は493cd/m2、コントラストは1595:1です。
一点だけ注文するとすれば、明るい白がやや青く見える傾向がある点です。
Umidigi F1のハードウェア、性能について
- RAM:4GB
- 内部メモリ:128GB
- 外部メモリ:microSD(最大512GB)
- チップセット:Helio P60
- バッテリー:5,150mAh
- その他:3.5mmイヤフォンジャック
Umidigi F1はHelio P60 AIプロセッサを搭載しています。
処理速度は高速で、通常の使用でも3Dゲームをしている最中ももたつきは感じません。
ちなみにPUBGでは「平均的な」グラフィック品質でプレイでき、優れた画質で速度を落とすことはありませんでした。
しかし、タッチスクリーンの操作は、やや遅延を感じました。これは同じ価格帯で販売されているXiaomi Mi A2やHonor 8Xと比較しています。
Umidigi F1のソフトウェアについて
- OS:Android 9.0(PIE)
Umidigi F1はAndroid9上で、同社オリジナルのインターフェイスを動作させています。
これは他のUmidigi製スマートフォンと同じ問題ですが、ノッチの存在により通知バーの表示に問題があります。
通知アイコンの数が少しでも多くなると、それ以上の通知の有無は、通知パネルを広げて確認する他手段がありません。
Umidigi F1のカメラについて
- メインカメラ:16MP+8MP(デュアルカメラ)
- セルフィーカメラ:8MP
Umidigi F1はメインカメラにデュアルカメラを装備していますが、8MPのカメラはポートレートモードでしか使用されません。
日中の撮影はかなり綺麗に撮ることができます。一方で暗い場所ではHDRのサポートが弱いのかノイズが目立ちます。
明らかに暗い場所での撮影には問題があります。
ポートレートモードでは、美しさに注力したモードと顔検出機能を使うことができますが、背景をぼかすのはあまり得意ではなさそうです。
Umidigi F1のバッテリーについて
バッテリーの容量は5,150mAhと非常に大きく、私の通常の使用で丸2日経っても、バッテリーは10%ほど残っていました。
スタミナは十分でしょう。
充電速度は特に早いわけではなく、30分で約50%充電することができました。フル充電までは1時間30分ほど必要です。
UMIDIGI F1の主な仕様
メーカー | UMIDIGI |
機種名 | F1 |
発売時期 | 2019年1月 |
OS | Android 9.0(Pie) |
Chipset | Mediatek Helio P60 MT6771 |
CPU | Octa-core |
GPU | Mali-G71 MP3 |
メモリ | 4 GB |
ストレージ | 128 GB |
外部ストレージ | microSDカード(最大256GB) |
カメラ(メイン) | 16 / 8 メガピクセル(デュアルカメラ) |
カメラ(セルフィー) | 16 メガピクセル |
画面サイズ / ボディ:画面比率 | 6.3 インチ(1,080 x 2,340 px)/ 92.7 % |
本体サイズ | 156.9 x 74.3 x 88 mm |
重量 | 186 g |
バッテリー容量 | 5,150 mAh |
UMIDIGI F1のAntutu、Geekbench ベンチマークスコア
Umidigi F1 のantutu、GeekBench4スコアは次の通り
Antutu | GeekBench4 | ||
総合 | 3D | シングルコア | ダブルコア |
165,333 | 32,000 | - | - |
2018年発売 SIMフリースマホのベンチマークスコアを比較しました
UMIDIGI F1のキャリア別対応周波数帯
UMIDIGI F1が対応している国内主要キャリアの周波数帯です。
基本的には主要なものは押さえていて、どのSIMでも安心して使えるのではないでしょうか。
ただし、あくまで公式スペック情報であり、実機でのテストをしたわけではありませんので、実機レビューなどを探して確認することをお勧めします。
UMIDIGI F1 | docomo系SIM | au系SIM | Softbank系SIM | |
Band1 | 対応 | 必須 | 必須 | 必須 |
Band3 | 対応 | 必須 | 必須 | |
Band8 | 対応 | 対応してると嬉しい | 対応してると嬉しい | |
Band11 | 対応してると嬉しい | 対応してると嬉しい | ||
Band18 | 対応 | 必須 | ||
Band19 | 対応 | 必須 | ||
Band21 | 対応してると嬉しい | |||
Band26 | 対応 | 対応してると嬉しい | 対応してると嬉しい | |
Band28 | 対応 | 対応してると嬉しい | 対応してると嬉しい | 対応してると嬉しい |
Band41 | 対応 | 必須 | 必須 | 必須 |
Band42 | 対応してると嬉しい | 対応してると嬉しい |
ドコモ系SIMとの相性は?

F1は、ドコモ回線を使用する上で必要な帯域をほぼ全てカバーしています。通常の使用で困ることはほとんどないでしょう。
ドコモ系SIMを提供する主なMVNOは以下の通り。
- 楽天モバイル
- BIGLOBE(ビッグローブ)
- IIJmio
- U-mobile
- NifMo(ニフモ by NIFTY)
- mine(マイネオ)
- nuro mobile(ニューロモバイル)
au系SIMとの相性は?

F1は、au回線を使用する上で必要な帯域をスペック上はほぼ全てカバーしていますが、auが特殊な仕様の為現在のところ仕様不可のようです。
au系SIMを提供する主なMVNOは以下の通り
- UQ mobile
- mine(マイネオ)
- IIJmio
- BIGLOBEモバイル
- 楽天モバイル
ソフトバンク系SIMとの相性は?

F1は、ソフトバンク回線を使用する上で必要な帯域をほぼ全てカバーしています。通常の使用で困ることはほとんどないでしょう。
ソフトバンク系SIMを提供する主なMVNOは以下の通り
- Yモバイル
- b-mobile
- U-mobile
- nuroモバイル
- LINEモバイル
- mine(マイネオ)
実機画像
ノッチ
F1のノッチはウォータードロップ型と呼ばれる非常に小さいサイズのものです。
ベゼルは非常に狭く、画面比率は驚きの92.7%。

アンドロイドスマホのノッチの有無や形状についてまとめました