もくじ
Xiaomi Pocophone f1を3行でまとめると…
10万円程度で売られているハイスペック端末並みの性能で 2万円〜のコスパオバケ
Snapdragon845、RAM最大8GB、内部ストレージは最大128GB
デュアルカメラに4.000mAhバッテリーで十分なスタミナ
Xiaomi Pocophone f1は高性能、激安スマートフォン
かつて、OnePlus Oneという当時としては超ハイスペックながら、約3万円というバーゲン価格で発売されたスマートフォンがありました。
その当時、OnePlus OneのAntutuスコアはandroidスマートフォンの中で3位でしたが、そのライバルたちの価格は6万円前後でした。
つまり、たった半額の価格で、当時のフラッグシップたちと肩を並べていたわけです。

OnePlus One
話が逸れましたが、そんなOnePlusのようなスマートフォンが、久々にリリースされました。
その名前はXiaomi Pocophone f1。
Xiaomi Pocophone f1は、現在約10万円程度で販売されている他社のフラッグシップモデルと同等のスペックを誇ります。
そして、それらよりはるかに安いです。
- チップセット:Snapdragon 845
- RAM:6 / 8GB
- 内部ストレージ:64 / 128GB
- セルフィーカメラ:2,000万画素
- メインカメラ:1200万画素 + 500万画素(デュアルカメラ)
- バッテリー:4,000mAh
Xiaomi Pocophone f1はおよそ2〜4万円で売られていますが、Xiaomiはどうやってこんな低価格で作ることができたのでしょうか?
Xiaomi Pocophone f1の発売日と価格
Xiaomi Pocophone f1は、店舗によりますが 現在amazonで4万円ほどで購入することができます。
そして、RAM/ROMの容量別に以下の4つのバリエーションがあります。
- 6GB/64GB
- 6GB/128GB
- 8GB/256GB
- 8GB/256GB(ポリカーボネート仕様)
Xiaomi Pocophone f1のデザイン - シンプルだが頑丈
HonorやNokiaなどが、ガラスと金属の全画面デザインのスマートフォンをより低価格に提供しているのに対し、
Xiaomiは別の方法で低価格スマートフォンを提供しています。
Pocophoneの外装は、かつてのOnePlus Oneがそうであったように、プラスチックでできています。
それは安っぽさを感じさせるものでは決してないのですが、それは少なくとも高級感を捨てています。(ただし頑丈です)
本体の前面には6.18インチで縦横比18.7:9のディスプレイがあり、上部には大きめのノッチがあります。
そこには赤外線顔センサーと2,000万画素のセルフィーカメラが収まっています。
一番下に、太めのアゴもあります。
ここまでで言えることは、Xiaomi Pocophone f1は外見にはお金をかけていません。
一言で言うと、これはファッショニスタや煌びやかな人々のためのものではありませんが、パワーユーザーやスマートフォンの頑丈さを重視する人たちにとっては、まさに天からの恵みとも言えます。
他社のフラッグシップ機のように、ガラスと金属で覆われた高級感は全くありません。
また、熱を伝導しにくいプラスチックがもたらす熱問題は、後になってその影響が現れるかもしれません。
それでも滑りにくく壊れにくいと言う特徴は、実際には見た目と実用性の間の絶妙なバランスとも言えるかもしれません。
嬉しいことに、背面のカメラの隆起は最小限に抑えられており、指紋リーダーは素早く正確に機能します。
大型スクリーンで重さ182g、暑さ8.8mm。
これは片手で容易に扱うことができるものではありませんが、大型のバッテリーと3.5mmイヤフォンジャックを備えているので、多くの支持を得そうです。
Xiaomi Pocophone f1のディスプレイについて
- ディスプレイ:6.18インチ(1,080x2,246)
Xiaomi Pocophone f1はGorilla Glass 3でコーティングされた6.18インチのディスプレイを備えています。
これは最新のGorilla Glassではありませんが、独自の強みがあります。
以前のバージョンに比べ引っ掻き傷に対する耐性が高まりました。
つまり、小銭を入れたポケットの中でも傷がつきにくいと言うことです。
ディスプレイの解像度は特別高いものではありませんが、バッテリーの持ちと全体的なパフォーマンスの向上に一役買っています。
言うまでもなくディスプレイは明るく、コントラスト比も高いですが、自動明るさ調整は苦手なようです。
18.7:9のアスペクト比は流行りのものではないですが、それでも没入感のある体験をするには十分です。
欲を言えば有機ELのディスプレイが欲しかったのですが、それはこのスマートフォンの最大の特徴の一つである”超低価格”を奪うことになりかねません。
タッチスクリーンの精度はイマイチで、時折思ったところと違う場所がタップされ、苛立ちを感じることがありました。
これはソフトウェアのアップデートで解決されることを願います。
また、フェイスロック解除機能は、暗い場合でも明るい場合でもうまく機能します。
Xiaomi Pocophone f1の中に眠る獣
パッとしない外見と裏腹に、Xiaomi Pocophone f1の内部には獣と言うべきおそろべきパワーを秘めています。
通常、ミッドレンジスマートフォンにはミッドレンジのチップセットが搭載されています。そしてこれは十分な性能を持っています。
Xiaomi Pocophone f1はこのルールを無視し、発売時の最高のチップセットSnapdragon845をプラスチックのボディの中に詰め込みました。
そして6/8GBの大容量RAMと多めの内部ストレージ、そして発熱を抑えるための”液冷クーリングシステム”を備えます。
これは、スマートフォンの内部に銅製のパイプを張り巡らし、その中を冷たい水が通ることで発熱を抑えるものです。
これはまさに、より多くのパワーを求め、外見はあまり気にしないパワーユーザーへのご褒美です。
使用されているチップセットと、Xiaomiのソフトウェアアップデートに対する取り組みからすると、競合他社のミッドシップモデルに比べて将来性は高いと考えられます。
ただし、iPhone XSやRazer Phone 2のような高いリフレッシュレートのディスプレイはついていないのでご注意を。
Xiaomi Pocophone f1のバッテリーについて
- バッテリー:4,000mAhの大容量
Xiaomi Pocophone f1のバッテリーは、ゆうに1日もちます。
うまくいけば2日間使い続けることもできます。
4,000mAhという数字は、見事期待に応えています。
ライトユーザーは軽く2日間つかうことができ、ヘビーユーザーであっても1日はもちます。
高価な他社のスマートフォンでも、その多くは1日使い続けることができなかったりしますが、Xiaomi Pocophone f1の耐久性は本物です。
Xiaomi Pocophone f1のカメラについて
デュアルカメラは、良い写真を撮ることができますが、AIモードはやや不安定です。 光学手ぶれ補正機能はありません。
カメラのスペックは、メインカメラが1200万画素と500万画素のデュアルカメラ(後者は奥行き感知センサー)、セルフィーカメラが2,000万画素です。
自動HDR機能はデフォルトでONになっており、必要と判断された時には勝手に有効になります。これはAIによって判断されます。
特定の状況ではプラスの効果が得られますが、時に不安定なように感じました。
しかし、全体的に見れば、動作は軽く、細部の保存はしっかりできて、シャープネスの効きは悪くありません。
くらい場所では、それほど良い結果は得られませんでした。
それでもほとんどのユーザーにとっては十分なカメラの性能であり、この価格帯のカメラとしては最も素晴らしいものの一つと言えるでしょう。
Xiaomi Pocophone f1のレビューまとめ
Xiaomi Pocophone f1は、あなたがその価格から想像するよりも遥かに素晴らしいスマートフォンです。
それはプラスチック製のボディですが、それは驚くべきスペックをもち、価格はバーゲンです。
見た目はそれほど特徴的ではありませんが、チップセットは高性能で、優れたバッテリー寿命と十分なRAMとROMを持っています。
カメラも価格に比べるとしっかりしています。 少しのバグや癖がありますが、これはソフトウェアのアップデートで改善されるでしょう。
Pocophone f1の主な仕様
メーカー | Xiaomi(シャオミー) |
機種名 | POCOPHONE F1 |
発売時期 | 2018年8月 |
OS | Android 8.1 |
CPU | Snapdragon 845 |
GPU | Adreno 630 |
メモリ | 6 / 8GB |
ストレージ | 64 / 128 / 256 GB |
外部ストレージ | SDカード(最大256GB対応) |
カメラ(メイン) | 12 / 5 メガピクセル(デュアル) |
カメラ(セルフィー) | 10 メガピクセル |
画面サイズ | 6.18インチ(2246 × 1080 px) |
本体サイズ | 155.5 x 75.3 x 8.8 mm |
重量 | 180 g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
Pocophone f1のベンチマークスコア
Antutu | GeekBench4 | ||
総合 | 3D | シングルコア | ダブルコア |
268,367 | 111,091 | 2,425 | 8,831 |
2018年発売 SIMフリースマホのベンチマークスコアを比較しました
Pocophone f1のノッチ

Poco f1のノッチは、iPhone型と呼ばれ、比較的大きいものです。
その為、本体の大きさに対する画面の面積比は82.2%とやや低めです。
Pocophone f1の対応バンド
LTE band 1(2100), 3(1800), 5(850), 7(2600), 8(900), 20(800), 38(2600), 40(2300), 41(2500)
Pocophone f1の価格
